サラリーマンや主婦、学生など様々な立場の方が注目する投資のFX。全くの初心者からスタートし、大きな利益を上げている人もいるようです。
「自分もFXを初めて見たいけどどうしていいかわからない」「まずは何をすればいいんだろう」という方もいらっしゃるでしょう。
そこでこの記事では、FXをスタートする方法や、メリット・デメリットを解説していきます。
これからFXを始めたい方にとってピッタリの内容になっています。ぜひ参考にしてみてください。
FXとは?初心者向けに特徴を徹底解説

FXとはそもそも「Foreign Exchange」の略で、「外国為替証拠金取引」のことを言います。
外国為替証拠金取引は、証拠金を差し入れて、日本円と米ドルなど、2つの国の通貨の為替相場を予測して売買を行う金融商品です。外国為替を英語で“Foreign Exchange”と表すことに由来して、外国為替証拠金取引は、通称、「FX」などと言われます。
金融庁「外国為替証拠金取引について」
為替レートというのは日々変動しています。ある日には1ドル=100円だったレートが、別の日には1ドル=105円ということがあり得ます。
こういった為替レートの変動を活かし、利益を生み出す取引がFXというわけですね。
FXに主に3つの特徴があります。
- 平日は24時間いつでも取引可能
- 下落相場でも利益が得られることがある
- 短期取引・中長期取引など取引手法を自由に選択できる
①:平日は24時間いつでも取引可能
FXは、土日を除けば、24時間いつでも取引可能いう特徴があります。日本時間が昼でも夜でも関係なく、世界各国の銀行間で為替取引が行われているからです。
日中は忙しくて時間がない方でも、夜間に取引できるのは大きな魅力です。
そのため、忙しい人でも自分のライフスタイルに合わせて投資を行うことが可能です。
夜しか時間の取れないサラリーマンの方や、昼間なら時間のある専業主婦など、都合のいい時間に取引できます。
②:下落相場でも利益が得られることがある

FXでは相場が「買い」はもちろん、「売り」から入っても取引することができます。株式投資では相場が上に向かわなければ利益にはなりませんが、FXは上・下どちらに動いても利益を狙えます。
もちろん、予想と反対にレートが動くと損失になる点は注意しましょう。
あらゆる場面で資産を増やすチャンスがあるのが、FXの特徴の一つと言えます。
売りから入る取引を使いこなすことで、トレードの幅が大幅に広がりますね。
③:短期取引・中長期取引など取引手法を自由に選択できる
FXではポジションの保有~決済までのどのくらい時間をかけるか、自由に決めることが出来ます。取引の時間軸によって名称がついており、主に以下の4つに分けられます。
スキャルピング | 秒単位~分単位の短期売買の取引スタイル |
---|---|
デイトレード | 数時間~1日で完結する売買スタイル |
スイングトレード | 数日~数週間で売買するスタイル |
長期保有 | 月単位~年単位で取引するスタイル |
このようにFXのスタイルは様々です。毎日何度も売買する人もいれば、一度ポジションを持ったら数年間そのままの人もいます。
性格やライフスタイルによって、どういった時間軸で取引するかを自由に選択可能ということです。
取引方法を柔軟に決められるのは、FXの大きな特徴です。
仕事や家庭の都合は人それぞれです。こまめにチャートをチェックできる人もいれば、本当にたまにしか確認できない人もいるでしょう。どういった方でも、無理のない範囲で取引可能なのがFXの魅力です。
頻繁に取引したい人はスキャルピング、じっくり取引したい人は長期という具合に、取引手法を選ぶこともできますね。次で詳しく解説します!
FXの取引スタイル・トレードの種類を知ろう

スキャルピングトレード
スキャルピングトレードとは、数秒〜数分程度で決済する短期取引の一つで、直感やスピードが求められる取引スタイルです。
レバレッジを高く設定して取引するケースが多いため、トレードの種類の中では一番リスクが高く難しいと言われています。
スキャルピングに向いている人は、本業の仕事が忙しく、短い時間でパッと稼ぎたい人や少額資金を大きく増やしたい方におすすめです。
スキャルピングは1日に3pips〜5pipsの値幅を取るだけでも大きな利益を得られるトレードなので、1日の中で何度も取引チャンスがあります。
特に日本時間の21時30分には経済指標が発表される時間は、値動きが大きく動くため、その時間帯に狙いを定めてトレードされる方が多いです。
スキャルピングトレードは主にローソク足の動向を見て取引を行います。
デイトレード
デイトレードとは、1日の間に決済を行う取引方法の一つで、時間軸が長い分ゆったりとトレードができる取引スタイルです。
ポジションの持ち越しなしが基本なので、相場をフラットな目線で見ることができ、精神衛生上的にも良いトレードができます。
特にパニック売りが出る相場やトレンドが出たタイミングがチャンスです。チャートの波に一緒についていくようなトレード手法が一般的です。
スキャルピングは短期足のローソク足自体の動きを見る一方、デイトレードはチャート形状やチャートパターンを見てエントリーするのが特徴です。
デイトレードは仕事前、仕事終わりにトレード戦略を立て予め注文を入れておくだけなので、本業の仕事に障りがない点も魅力の一つと言えます。
スイングトレード
スイングトレードとは、数日〜数週間と長い時間軸で売買する取引方法の一つで、ある程度大きな値幅を狙う取引スタイルです。
スイングトレードはトレンドが反転するタイミングを狙うため、テクニカル分析やファンダメンタルズ分析の知識やスキルが必要となります。
テクニカル分析とは、過去の値動きから将来の値動きを予測する分析方法で、ファンダメンタルズ分析とは国の経済データを参考にして値動きの予測をする分析方法です。
為替相場は短期的な値動きは捉えやすいと言われていますが、長期になると様々な外的要因が重なるため、将来の値動きを予測するハードルが高まります。
そのため、数十pipsから百pips前後の値幅を狙うには、ある程度のFXの知識や経験がないと難しいので、スイングトレードはFX経験者向けと言えます。
スイングトレードは長い時間軸で「下降からの上昇」「上昇からの下降」を狙います。
長期投資(スワップポイント投資)
長期投資とは、数ヶ月〜1年間の間でポジションを保有する取引方法の一つで、2ヶ国の通貨に生じた金利差であるスワップポイントで利益を上げる取引スタイルです。
スワップポイントとは金利差調整分とも言われ、低金利通貨を売り高金利通貨を買うことで得られる金利差で利益を上げる投資方法の一つです。
例えば、低金利通貨の代表格である日本円(金利0.1%)を売り、南アフリカランド(金利%)、トルコリラ(金利%)、メキシコペソ(金利%)などの高金利通貨を買うことで利益を上げられます。
通貨ペアだと、南アフリカランド/円(ZAR/JPY)、トルコリラ/円(TRY/JPY)、メキシコペソ/円(MXN/JPY)とされ、新興国通貨を基軸通貨として取引するのが一般的です。
スワップポイントはインカムゲインの一面もあり、ポジション保有中は継続的に利益が発生するため、不動産の家賃収入や株式の配当金のような資産収入の役割も担っています。
自動売買(システムトレード)
自動売買とは、プログラムを設定してコンピュータに売買させる取引方法の一つで、海外では主流のトレードスタイルとなっています。
自動売買はシステムトレードとも言われ、成績優秀なトレーダーの売買履歴やコンピュータの売買履歴から、ストラテジーを設定するだけで利益を上げることが可能です。
裁量トレードは自身の意思決定で取引を行いますが、自動売買(システムトレード)は人間の感情を介入することなくトレードできる点が魅力です。
FX会社が提供する口座によって自動売買の特徴が異なり、リピート型、プログラム型、選択型の3つの取引方法から選ぶことができます。
一度プログラムを設定すれば就寝中でも仕事が忙しくても、放っておくだけでコンピュータが売買を重ね利益を上げてくれるので、初心者に最適な投資方法です。
FXの知識や投資経験が無くても利益を上げられるため、初心者にも大人気な取引方法です。
FXのメリット

- レバレッジをかけ少ない資金で大きな資金を動かせる
- 取引コストが安い
- スワップポイントを受け取れる
①:レバレッジをかけ少ない資金で大きな資金を動かせる
FXの大きな魅力の一つはレバレッジです。レバレッジの仕組みによって、FX会社に入金した資金の何倍もの金額で取引することが可能です。
国内のFX業者の場合、最大で25倍までレバレッジをかけることができ、保有資金の運用では本来得られない利益を狙うことができます。
一例として4万円の資金があれば、レバレッジ25倍だと100万円の取引ができます。
取引の際にはどのくらいレバレッジをかけるかを選ぶことが出来ます。どの程度リスクを取るかは自由にコントロール可能です。
少ない元手で、何倍もの資金を動かせるのがFXの大きなメリットです。
②:取引コストが安い
FX会社は、ほかの外貨商品に比べ取引コストが安いこともメリットと言えます。
多くの業者において取引にかかる手数料は無料で、かかるコストはスプレッドのみです。スプレッドはドル円で0.2銭程度に設定している会社が多いです。
スプレッド以外のコストがかからないため、取引コストが安いんですね。
金融取引にはコストがつきものです。そのコストが非常に安いのはFXの大きなメリットと言えますね。
③:スワップポイントを受け取れる
スワップポイントで稼ぐことが出来るのも、FXのメリットと言えます。
スワップポイントとは、2か国の金利差によって得られる利益です。金利水準が高い国の通貨は保有しているだけで金利が得られるので、それを利用した投資方法となります。
金利が高い国としては、トルコやメキシコ、南アフリカなどが有名です。
こういった金利差があるため、保有しているだけで毎日スワップポイントが発生します。頻繁に売買しなくても、不労所得に近い収入が期待できるとわけです。
ただし、金利が高い通貨は急な為替変動が起こる可能性があります。価格変動によりロスカットされ、スワップポイント以上の損失が出ることもあり得ます。
FX口座を定期的に確認し、証拠金に余裕がある運用を心がけましょう。
FXのデメリット

- レバレッジで資産を大きく失うリスクがある
- 海外取引所などでの信用リスク
- 為替相場に気を取られ生活に支障が出る可能性
①:レバレッジで資産を大きく失うリスクがある
FXにおけるレバレッジは、少ない資金で大きな金額を動かせるメリットがあります。しかし、大きな収益が狙えるということは、その分大きな損失を出す可能性もあるということでもあります。
最悪の場合、口座残高がマイナスになりFX業者から追証を請求される可能性もあります。
FXには強制ロスカットという仕組みがあります。通常は含み損が大きくなると強制的にポジションが決済され、借金状態にはなりません。
しかし、あまりにも相場の変動が急激な場合はそうはいきません。強制ロスカットが追い付かず、追加の証拠金を請求される可能性があります。
2011年のスイスフランショックでは、急激な相場変動でロスカットが追い付かず、多くのトレーダーが借金を背負いました。
そのため、レバレッジはむやみに上げるのではなく、適切にコントロールすることが重要と言えます。
②:海外取引所などでの信用リスクがある
悪質なFX業者を利用してしまった場合、資金を引き出せなくなる恐れがあります。特に注意が必要なのが海外の業者です。
日本国内のFX業者は金融庁の取引により、信託保全が義務付けられています。信託保全とは、顧客から預かった資金を自社とは別の機関で保管しなければならないという決まりのことです。
信託保全の仕組みのおかげで、万が一FX会社が倒産しても、私たちの資金は守られるのです。
しかし、海外の業者は日本の金融商品取引法の規則を守らなくても、運営が可能です。そのため、信託保全を行っていない業者も存在します。
こういった会社で利益を上げても、出金拒否されてしまい資金を引き出せないリスクがあります。
こうしたリスクを避けるためには、金融商品取引業者に登録済みのFX業者を選びましょう。
国内業者で金融庁から認められたFX業者であれば、こういった心配は不要です。
③:為替相場に気を取られ生活に支障が出る可能性アリ
FXを始めると、相場が気になって、ほかのことに手がつかなくなる可能性があります。
為替相場は土日祝日以外は24時間動いており、いつでも取引可能です。そのため、値動きが気になり仕事に集中できなくなってしまうのです。
FX取引にのめり込み、ついつい深夜や朝方まで取引し体調を崩す人もいます。
収入を増やすためにFXを始めるのに、本業に支障が出てしまったら意味がありません。ライフスタイルに合った取引スタイルを見つけないと、相場に振り回される生活になりがちです。
本業との兼ね合いや、生活スタイルを考えて、うまく相場と付き合っていく必要があります。
FXの始め方・やり方

- FX会社の口座を開設する
- FX口座に入金する
- FX取引をスタートする
STEP①:FX会社の口座を開設する
まずは、FX会社の口座を開設していきます。FX口座では、個人情報の入力や必要書類の提出をする必要があります。
口座開設の過程では、氏名・生年月日・住所・職業・年収などを入力する欄があります。正確に入力して行きましょう。
個人情報を間違えて入力すると、最悪の場合審査に落ち口座開設できなくなります。正確な情報を入力してください。
免許証などの個人情報もオンラインか郵送で提出する必要があります。
必要事項を全て入力し、本人確認書類を送付すると審査が行われます。審査に通過すると多くの場合は、確認書類が自宅に届いたら記載の手順で手続きを行い口座開設を完了させましょう。
STEP②:FX口座に入金する
口座開設したら、次にFX取引に必要な資金を入金します。銀行振り込みやインターネットバンキングが利用でき、クイック入金で即時反映できる業者も存在します。
クイック入金可能な業者であれば、すぐに取引スタートすることが可能です。
入金する金額は余裕資金の範囲の中に留めておくようにしましょう。最初は不慣れな状態からスタートするわけですから、無理をして大きな資金を入金する必要はありません。
FX業者によっては、4000円程度から取引をすることも可能です。初めは少額を入金することをオススメします。FXに慣れてから取引用の資金を入金するといいでしょう。
大きなお金を運用するのは、ある程度取引に慣れてからでも遅くありません。少額からFXを試すのがオススメです。
STEP③:FX取引をスタートする
口座資金を準備したら、いよいよFX取引をスタートしていきます。取引は以下のような準備で行うといいでしょう。
- 通貨ペアを選択する
- 売買のタイミングを決める
- 実際に注文する
- 利益確定・損切をする
通貨ペアを選択する
まずは通貨ペアを選択する必要があります。通貨ペアとは米ドル円(USD/JPY)やユーロドル(EUR/USD)のような通貨の組み合わせです。
米ドルと日本円で取引したい場合は、米ドル/円を選択することになります。FX業者では多数の通貨ペアを選択できるため、選択肢は膨大です。
初心者にオススメなのは「米ドル/円」「ユーロ/円」「ユーロ/米ドル」といった通貨ペアです。
これら3つの通貨ペアには以下のような特徴があります。
米ドル/円 | スプレッドが狭く値動きも緩やか。基本的には扱いやすい通貨。世界経済の動向には影響されやすい。 |
---|---|
ユーロ/円 | ユーロ円はトレンドが発生しやすく、流れを掴みやすい。ボラティリティが高く、大きな値幅を取りやすい。 |
ユーロ/ドル | 世界で最も取引量が多い通貨ペア。値動きが小さいため、どちらかと言えば長期投資向け。 |
これらの通貨ペアは比較的取引しやすいので、まずはここから始めてみるといいでしょう。
ポンド/円(GBP/JPY)もよく取引される通貨ペアです。値動きが非常に激しく、慣れるまでは手を出さないことをオススメします。
売買のタイミングを決める
取引する通貨ペアを選んだら、次に売買するタイミングを決めます。「上がるか」「下がるか」の見定めをしていきましょう。
今後の値動きを予想するにはファンダメンタルズ分析や、テクニカル分析が役に立ちますよ。
上がると予想できる場合には「買い」、下がると予想される場合には「売り」の注文を入れます。
実際に注文する
通貨ペアの選択と価格の予想をした後は、いよいよ注文を行います。
FXでは「ロット」という単位で注文を行うのが一般的です。「1ロット=1万通貨」に設定されていることが多いです。
米ドル/円で取引する場合、1ロット=1万米ドル(約100万円)になります。
最低取引数量はFX会社によって異なります。1万通貨のところもあれば、1000通貨以下の設定になっていることもあります。
購入したいロット数を入力したら「買い」もしくは「売り」を選択後「注文」すれば注文完了です。
慣れないうちは、少ないロット数で取引可能な業者を選ぶと、安心して経験を積めるでしょう。
利益確定・損切
最後に決済についてお話しします。FXは注文したポジションを、決済することで取引が完了します。
購入した際に予想した方向とレートが動いた方向があっていれば利確(利益確定)。反対に動いた場合は損切です。
FXでは含み損や含み益が出ていても、決済しない限り無期限でポジションを所有できます。
決済・損切をする価格はポジションをもった段階で決めておくべきです。そうしないと、欲望と恐怖に支配され、計画的とは言えない取引になってしまいがちです。
そのため注文する前に、取引全体の流れをイメージしておく必要があります。どのように決済を行い取引を終了するのか、あらかじめ計画を建てておきましょう。
損切・利確のタイミングのミスで、利益を逃したり損失が膨らんだりすることが非常に多いです。注意しましょう。
FXはいくらから始められる?少額でも可能?

FX会社が提供する口座の種類によって最低取引単位が異なるため、いくらからFXを始められるかは口座によりけりです。
例えば、最低取引単位10,000通貨(約最小40,000円)、最低取引単位1,000通貨(最小約4,000円)、中には最低取引単位1通貨(最小約5円)から始められる口座もあります。
最近は投資の需要が増えニーズも多様化してきたこともあり、数千円から提供する口座が増えました。そのため、以前にも増してFXを始めるハードルが低くなっています。
株式投資の場合は最低でも数十万円の資金が必要になりますが、FXはたったの数千円で始められるため、少額資金で投資を始めたい方にはFXはおすすめの金融商品です。
FXはレバレッジが醍醐味なので上手にレバレッジを活用して取引をすれば、少額資金からコツコツ利益を伸ばして大きな資金へと増やすことも可能です。
リスクを最小限にFXを始めるなら、最低取引単位1,000通貨(最小約4,000円)の口座がおすすめです。
FXで失敗しないためのコツ

流動性の高い通貨ペアで取引する
FXで失敗しないコツは、流動性が高く市場参加者の多い人気のメジャー通貨で取引することをおすすめします。
なぜなら、「流動性が高い」=「取引量が多い」ということなので、安定した値動きが期待できシンプルに取引しやすいからです。
特に米ドル/円(USD/JPY)の通貨ペアは、日本とアメリカの情報を入手しやすく、適度なボラティリティがあるので初心者におすすめです。
また、FX会社の多くは米ドル/円(USD/JPY)のスプレッド“0.2銭”と業界最狭水準で提供しているため、取引コストが安い点も大きなメリットです。
その他にも流動性の高い通貨ペアは「ユーロ/米ドル」「ユーロ/円」などもあるので、FXで失敗しないためにはこれらの通貨ペアで取引を行いましょう。
利益を出されている多くの日本人トレーダーは、米ドル/円の通貨ペアを主流として取引しています。
重要指標発表時を予め確認しておく
FXで失敗しないコツは、日本時間21時30分に発表される重要指標を予め確認しておくことです。
なぜなら、その時間帯に取引をしてしまうと値動きが急に激しくなるため、大きな損失に繋がるリスクが高くなるからです。
例えば、米国雇用統計、国内総生産(GDP)、ISM製造業景況指数、消費者物価指数(CPI)、FOMC声明・議事録、個人消費支出(PCE)などは確認しておきましょう。
これらの経済指標は世界の経済動向に強く影響を与えるため、FX初心者は指標発表時は静観しておくことがセオリーです。
チャートが上下に大きく動くため一瞬で利益を上げられる一方で、一瞬で大きな損失を被る可能性もあるので注意する必要があります。
FX取引は余剰資金で投資を始める
FX取引は約4,000円程度から始められるので、余剰資金で投資をすることがFXで失敗しないためのコツです。
というのも、特にFX初心者は一発逆転の如く、いきなり大きな資金を入れてしまい、資金を減らして相場から退場する人が後を絶ちません。
FX取引において重要なのが利益を上げるよりも負けないことを最優先に考えることです。「負けなければ自ずと勝ちとなる」という相場格言もあります。
FXはレートが上がるか下がるかの二者択一なので、予想が当たれば利益が出ますが、予想が外れれば同程度の損失を出すことになります。
ただ、少額資金であれば最小限にリスクを抑えながらFX取引ができるため、FXで失敗しないためにはいきなり大きな金額を入れないようにしましょう。
FXは少額資金から始め、慣れてきたら徐々に資金を入れることをおすすめします。
FXを練習・勉強するには?

FXの基礎知識を身に付ける
FXの勉強をするには、まずは基本的なFXの知識を習得することから始めてみてみましょう。
特に金融知識は他の分野と異なり、難しい単語だったり仕組みがあるため、理解するには多大な労力と時間を有します。
ある程度の基礎知識があれば安心して取引に臨めるので、分からない単語が出てきたらすぐにGoogle検索で一つずつクリアしていくことが大切です。
基本的な単語で言うと、スプレッド、レバレッジ、スワップポイントの意味や仕組みは、FX初心者は第一に理解するように努めましょう。
また、FXで利益を上げるための一番重要なポイントは資金管理なので、証拠金維持率、リスクリワード、損失許容額などの仕組みも把握しておくことが重要です。
一つずつ分からないことを改善していけば、徐々にFXの仕組みが理解できます。
FXの取引スタイルを勉強する
FXの取引スタイルには、大きく分けてスキャルピングトレード、デイトレード、スイングトレードの3つがあります。
人それぞれ自分に適した取引スタイルは異なるので、初心者はまず満遍なく触ってみて勉強し自分に合ったスタイルを見つけることが大切です。
スキャルピングは数秒〜数分の取引、デイトレードは1日で完結する取引、スイングトレードは数日〜数週間の取引と様々な取引スタイルがあります。
上手くいっている人の取引スタイルを真似しても勝てないのがFXなので、トレードの練習を重ねて自分の性格や適性などを考慮し最適なスタイルを導き出しましょう。
トレードの練習をする際は、最低でも一つの取引スタイルで3ヶ月程度は様子を見て、自分にしっくりくるかどうかを判断してみてください。
デモトレードで相場の分析方法を練習する
FXの勉強や練習をするのに最適なのは、デモトレードと言われる仮想のお金を使用して取引できるトレーディングツールがおすすめです。
デモトレードの良いところは、どんなに損失が出ても自分のお金ではないため、ありとあらゆる相場の分析を勉強できる点です。
例えば、最適な取引スタイルを見つけるためにトレードの練習をしたり、他の通貨ペアを試してみたりと、無料でリアル相場と同じく取引ができます。
これからFXを始めようか迷っている人やこれからFXを始められる方は、お金を失わすにFX取引ができるのでトレードの練習や勉強に役立つでしょう。
デモ口座では「テクニカル分析」と「ファンダメンタルズ分析」の勉強や練習をすることをおすすめします。
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SBI FXトレードは、少額資金で安心してFXを始めたい人におすすめです。
よくある質問

まとめ

今回はFXの始め方や、メリット・デメリットについて解説しました。
FXはレバレッジのかけすぎなどで資金を失うリスクもあります。一方で取引の腕を磨き、資金やリスクを適切に管理すれば、安定した利益を出し続けることも可能です。
是非、今回の記事を参考にしていただきFXトレーダーとしての第一歩を歩み出してください。
まずはFX業者の口座を作るところから始めてみましょう。